2016年11月20日  浜松市民自転車フォーラム 2016 開催

今年で3回目となる自転車フォーラムである。午前10時よりキープレフト模範走行会を行った。参加者は去年より少なめの約50名だが、このなかには上池川自治会を中心とする自治会のかた、浜松商業高校の生徒のみなさんなどが含まれる。走行コースは一部が変更された去年とほぼ同様である。すべて車道走行で、板屋町交差点の2段階右折も含まれる。田町交差点では歩行者用信号に従い横断歩道を走る自転車が多いが、この日は自動車と同じ、車両用信号に従って交差点内を進んだ。走行後は豚汁と参加賞が配布された。

午後はガイドサイクリスト養成事業報告と講師の疋田 智氏による講演会、最後にシンポジウムを開催した。ガイドサイクリスト養成事業報告は当協会の和田氏により行われ、浜名湖サイクリングをガイドできる人材養成の経過が報告された。疋田氏の講演では自転車の歩道走行と右側走行の危険性が解説され、津波時の避難に電動アシスト自転車が有効ではないかとの提案もなされた。

シンポジウムでは上池川自治会長、文芸大学の学生2名、浜松商業高校の生徒2名から浜松における自転車利用における問題点などが提起され、それに対する静岡県警察中央署交通課ならびに浜松市道路企画課の代表者の発言があった。市民と警察、行政との直接の議論が行われたことは有意義であった。この関係が継続し、具体的な自転車マナーの向上や環境整備が行われることが望まれる。