浜松自転車フォーラム2018 レポート

 平成30年11月24日(日曜)、午前に走行会、午後に講演会とシンポジウムが行われた。

 

 午前の走行会は自転車レーン走行キャンペーンと津波避難自転車活用の2点をテーマとし、市役所~中田島間で実施した。今年新たに市役所前に自転車レーンが設置されたが、自転車の利用数が多いとは言えないため、それを促進する目的で全員で走行。帰路は津波避難を意識しての走行となった。

 

 

 午後の講演会は、1)震災後の生活を支える自転車の開発を静岡文化芸術大学の服部守悦教授が報告。2)津波避難における自転車の有効性についてTBSプロヂューサーの疋田 智氏が講演を行い、3)最後に浜松自転車協会会長の宮澤総介が加わって意見交換を行った。

 

 上記自転車は文化芸術大学の3年生、田村優一さんと服部守悦教授の1年間の研究開発の結果作製されたものであり、20Lのタンクを乗せたままでも安定した走行が可能であり、デザイン的にも斬新で、完成度の高いものであった。今後の展開が楽しみなものである。

 

 津波避難に自転車が役にたつことをコンピュータシュミレーション結果を示して解説した疋田氏の講演は、「ひょっとしたら自転車避難がいいのでは?」という我々のカンを裏付けるものであり、今後の協会の活動をするにあたり心強いものであった。